2級建築施工管理技士

令和3年度2級建築施工管理技術検定・(11月度)一次検定の総評


出題数等と難易度
令和3年11月14日(日)に、新試験制度変更後二回目の第一次検定試験が実施されました。
・設問数と選択数の比率は、前期一次検定と同様でした。
・「四肢二択」の出題 につきましては、 各問につき二つの選択肢が正しい場合のみが得点となることと、「躯体・仕上げ」からの出題であったことは、前期と同様でした。
・比較的正答肢を選びやすい分野と、そうでない分野とが混在し、分野ごとの難易度の差が広がっていましたが、平均すると全体的には「標準的」難易度でした。

難易度の高い設問
①なじみの薄い用語を含んだ選択肢が散見されました
②正確な理解と暗記が伴わないと戸惑う設問がありました。
今後の第一次検定に向けて
新試験制度変更後、計二回の一次検定が実施されましたが、受験準備をするにあたり、留意しなければならないことが明確になりました
  1. 「躯体・仕上」の設問数が減少し、選択できる余地が狭まりました。これにより、得意とする工事分野で得点を稼ぐこと難しくなりました。なお、「四肢二択」問題につきましては、今後も「躯体・仕上」からの出題になると思われますので、全分野を万遍なく学習する必要があります。
  2. 上記①の傾向が強まると同時に、従前同様に「施工管理法」の分野についても幅広い知識が必要となっていますので、この分野の充分な準備が必要です。
  3. 試験制度変更前よりも、出題範囲全体に対する幅広い準備が必要となり、 計画的な学習が必要となってきております。どのような分野からから出題されても、正答肢にたどり着けるように、機械的な暗記にとどまらず、問題演習を通じて系統的に理解することを目指してください。


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