2級建築施工管理技士

「令和 7年度 2級建築施工管理技術検定・、第二次検定」総評


令和7年11月9日、 2級建築施工管理技士技術検定 第二次検定が実施されました。
下記に「各問ごとの講評」と「総評」を記載致します。

問題1  経験記述
昨年度の二次検定試験と同様に、工事概要は予め問題用紙に提示されました。さらに、敷地配置図と工程表も提示され、これは今年度の1級二次検定も含め、初めてのことでした。配置図と工程表の提示により、回答しやすいと感じた受験生と、回答しずらいと感じた受験生とに分かれたのではないかと思います。「新たな情報が与えられたことにより、記述内容に具体性を加えられるというメリット」と、「新たな情報が加えられたことにより、記述しようとしていた内容に制約が加わり、うまく書けなくなるというデメリット」とが横並びになってしまったということになります。また、新築・改修の工事概要についても、「軽量鉄骨構造」建築物の概要が示されており、木造・RC造・S造のうちのいずれかを前提に準備されてきた方は、戸惑われたことと思います。設問の内容は過去問に何度か出題された形式のものでしたので、小問1・2ともに、回答を記述する際の考え方については、取り組み易いものであったかと思われます。今年度の1級二次検定におきましても、出題されにくいであろうと思われていたS造の工事概要が出題されました。来年度以降も、どのような内容の工事概要が与えられるか、予想がつきにくい状況下、ご自身の経験の中から可能な限りの解答文を準備し、どのような工事概要が与えられても応用できる記述力を磨き上げることが必要となります。日常の業務において、「ひょっとしたら記述に使えるのでは?」と思われる事象がありましたら、すぐに記録・保存するという習慣を身に付けられると宜しいかと思います。

問題2 用語説明・施工上の留意点
14の用語の内、5つを選択する形式は従来通りでした。平成16年以降の出題履歴を振り返りますと、「i:鉄筋の機械式接手」と「m:床開口部の養生」が初出題でしたが、一次検定対策として学習した際の躯体仕上工事の知識があれば対応できたものと思われます。その他の選択肢は全て過去問からの出題でした。特に本問については、過去問を繰り返し学習することが最も効果的といえましょう。当会講座におきましても「演習問題集」において、下記の様に、本試験で出題された選択肢を扱っていました。
「a:型枠の剥離剤」「b:かぶせ工法」「h:タイルカーペット」「n:ルーフドレン」
難易度としては、標準的であったと思われます。

問題3 工程管理
近年の出題傾向と同様に、鉄骨造建物のバーチャート工程表の出題でした。小問で問われている内容は、ほぼ例年と同じ内容でした。過去問を繰り返し練習しておくことにより、対応できたものと思われます。注意しなければならないのは、与えられた資料(特に「出来高表」)を正確に読み取らなければならないという点です。難易度としては、正確な読み取り力があれば、標準的な問題でした。

問題4 工程管理
建設業法、建築基準法、労働安全衛生法から各1問ずつ出題されました。 3問中2問が初出題となり、高難易度となりました。法規に課しては、過去問の実施は勿論のこと、その条文の前後の条文にも目を通しておくことが対策の一つとなりそうです。

問題5 躯体施工・仕上施工(四肢択一)
 5-A・5-Bについては、いずれも基本的な知識を問う問題で、標準的な問題でした。一方、5-Cについては、4つの設問のうち2つの設問が初出題テーマとなり、難問となりました。設問2の「ガラス工事」に関する数値については、それを知らなければ太刀打ちができませんでした。また、設問4の「塗装工事後の不具合」の問題については、H26とH22に似たような出題がされているものの、今回は専門的な知識が必要でした。全体を通してみると、非常に基本的な問題も含まれており、問題の難易度にばらつきがありました。基本的な問題は必ず得点できるように、各工事分野の基本知識を整理する必要があります。

総評

上記のような傾向となり、全体としては「やや難」であったと思われます。
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