「合格トピックス講座」~
(この講座では、1級・2級建築施工管理技術検定の合格を目指している方々のために、建築施工の全般に係るポイントとなる問題を掲載します。1級受験・2級受験のいずれの方にも参考になるように、建築施工の工程に則して、重要基本事項に係る問題を取り上げて行くこととします。この「合格トピックス講座」は、原則として毎週水曜日に更新します。)第21回 コンクリート工事②
【No1】コンクリート工事におけるコンクリートの調合計画に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。解説
- 計画供用期間の級が「標準」の建築物における高強度コンクリートの調合において、骨材事情により高性能AE減水剤を用いても良好なワーカビリティーを得るのが困難であったため、単位水量を185kg/?とした。
- 水密コンクリートの調合において、普通ポルトランドセメントを用いる場合の水セメント比を55%とした。
- 乾燥収縮ひずみを小さくする目的で、粗骨材を安山岩砕石から石灰岩砕石とした。
- アルカリ骨材反応の抑制対策として、JIS規格品の高炉セメントC種を使用した。
【No 2】コンクリート工事におけるコンクリート打設時の品質管理に関する次の記述のうち最も不適当なものはどれか。解説
- 設計基準強度が60N/m㎡の高強度コンクリートにおいて、コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度については、外気温にかかわらず、原則として、120分とする。
- 同一区画の打込み継続中における打重ね時間の限度については、外気温が25℃未満の場合、原則として、180分とする。
- 流動化コンクリートの流動化剤の添加及び流動化のための攪拌については、工事現場において行った。
- コンクリートポンプによる圧送において、粗骨材の最大寸法に対する輸送管の呼び寸法については、粗骨材の最大寸法が25mm以下の場合、100A以上とする。