「合格トピックス講座」~

(この講座では、1級・2級建築施工管理技術検定の合格を目指している方々のために、建築施工の全般に係るポイントとなる問題を掲載します。1級受験・2級受験のいずれの方にも参考になるように、建築施工の工程に則して、重要基本事項に係る問題を取り上げて行くこととします。この「合格トピックス講座」は、原則として毎週水曜日に更新します。)

第39回 設備工事②

【No1】設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  1. 蒸気給気管を配管するに当たり、先下り配管の勾配は250分の1とし、先上り配管の勾配は80分の1とした。
  2. ケーブルラックの支持金物の取付けに当たり、あらかじめ取付用インサートを設置できなかったので、安全性を十分に検討したうえで、必要な強度を有する「あと施工アンカー」を用いた。
  3. 寒冷地における給水管の地中埋設の深さは、硬質塩化ビニルを内外面に被覆した鋼管を使用したので、凍結深度よりも浅い位置とした。
  4. 非常用エレベーターの乗降ロビーに、連結送水管の放水口を設けた。
解説
3.寒冷地における結水管の地中埋設の深さは、一般に凍結深度よりも深くしなければならない。
- 正解 3 -


【No 2】電気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
  1. 大型の動力機器が多数使用される場合の電気方式には単総3線式200/100Vが用い られる。
  2. 低圧屋内配線における電線の接続は、原則としてアウトレットボックスなどの内部で行う。
  3. 低圧屋内配線の使用電圧が300Vを超える場合は、金属製の電線接続箱などには接地  工事を施す。
  4. 低圧屋内配線のための金属管の厚さは、コンクリートに埋め込む場合、1.2mm以上   とする。
解説
 大型の動力機器が多数使用される場合の電気方式には、三相3線式200Vが用いられる。  よって、1.は,最も不適当である。
- 正解 1 -


前回に引き続き設備工事の問題です。No.1は配管に関するもの、No.2は電気設備の配線についての出題です。どちらも基本的な内容を問うものですので、しっかり覚えておきましょう。



※過去の出展(過去6回分を表示)
第38回 設備工事①
第37回 各種工事
第36回 内外装工事①
第35回 建具工事・ガラス工事③
第34回 建具工事・ガラス工事②
第33回 建具工事・ガラス工事①
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